沖縄家庭料理「チャンプルー」を作ってみる?
▶攻略レベル 8
チャンプルーは、野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理。
チャンプルーとは沖縄方言で「混ぜこぜにした」というような意味であり、野菜や豆腐に限らず、さまざまな材料を一緒にして炒め合わせる。
実はいろんな種類があるんです。
代表的な「ゴーヤチャンプルー」
ゴーヤーと豆腐を使った沖縄の伝統料理。
代表的なチャンプルーで、ゴーヤー(ニガウリ)を含めた野菜、豆腐などを材料とする。
こっちも定番「豆腐チャンプルー」
島豆腐と一緒に炒める料理。
豆腐を主役として野菜や肉類が少なめのもの、あるいはさまざまな材料を用いて主となる野菜が判然としないものを指す。
多種類の野菜を用いるものは野菜チャンプルーとも呼ばれる。
人気の「ソーミンチャンプルー」(そうめんチャンプルー)
ソーミンチャンプルーは、ソーミンタシヤーともいい「タシヤー」とは、ソーメンの炒め物のことをいいます。
ソーミンとは素麺のことで、固めに茹でた素麺を少量の油とニラやネギなど少量の薬味野菜、ポークやベーコン、トゥーナなどと一緒に炒めたものを言う。
安価で保存性の高い素麺は前述の麩と同様に、冷蔵庫のない時代の沖縄では大変重宝された。
隠れた逸品「フ―チャンプルー」
「焼き麩」の一種である「車麩」をチャンプルーにします。
お吸い物などに入れる麩と比べて、溶けにくく、形崩れしにくいため、油炒めにすることができます。
フーとは麩のことで、沖縄県で常用される車麩を水や卵液に浸したものを、野菜などとともに炒める。
豆腐は使用しないため、フーイリチーと呼ばれることもある。
沖縄の母の味「ナーベーラーチャンプルー」
沖縄ではへちまは食材としてよく利用されます。
そのへちまを主役としたチャンプルー。
ナーベーラーとはヘチマのことで、青い状態のヘチマを豆腐やポークなどと炒める。
水分が多く、蒸し煮状になるので、チャンプルーと呼ばず「ナーベーラーンブシー」とも呼ばれる。
ゴーヤが苦手な人に「タマナ―チャンプルー」
タマナ~(玉菜)とは沖縄の方言でキャベツのこと。
シンプルで作りやすい料理として沖縄ではよく食べます。
キャベツ中心のチャンプルー。ゴーヤが苦手な方に。
シャキシャキでおいしい「マーミナーチャンプルー」
マーミナとは沖縄方言でもやしの事。
モヤシ中心のチャンプルー。味付けも塩やしょう油といたってシンプルです。
もやしの甘味がご飯に良く合う、沖縄料理店でランチの定番。
沖縄特有「チキナーチャンプルー」
チキナーとは、シマナー(からし菜)を塩で漬けたものです。
沖縄の家庭料理でよく食卓に並ぶ、ヘルシーな葉もの系チャンプルーです。
シマナーは、内地のカラシナや高菜と違って辛みはそれほど強くありませんが、程良い味と香りがするのでよく食べられています。
おつまみにもいい「パパイヤチャンプルー」
千切りにしたジャガイモのような触感のパパイヤチャンプルーはおすすめ。
スパムやベーコンと一緒に炒めたパパイヤチャンプルーはビールのおつまみにぴったり。
完熟して甘みの出る前の青いパパイヤを千切りにして、ポークやにんじんなどと炒める。
豆腐は入れずにイリチーにすることが多い。
※冒険の書
●豚肉でもいいのだが、やっぱりスパムがおいしい。
●島豆腐がない場合はもめん豆腐を水抜きして。
●肉類の代わりにツナ缶でもおいしい。
●車麩は沖縄以外は手に入りにくいかも。
▼沖縄の味